ルーマニアの世界遺産|ドラキュラ伝説の国

ルーマニアの世界遺産

ルーマニアと聞くと、みなさんは何を連想しますか?

「ドラキュラ」のような強烈なものをイメージされる方も多いかもしれませんが、もしかすると最もルーマニアを印象づけているのは“魔女”たちの存在かもしれません。

ルーマニアにはウィッチクラフト(魔女文化)と呼ばれる文化が流通しており、「魔女」が職業として認められています。

占いによって政治を決めていたりと、何かと魔女の需要が高い国なので、日本人のように魔女というものに大してオカルトな印象はもっていませんし、生活の中で必要な職人として魔女を認めている風潮が広がっている国です。

ドラキュラや魔女以外のものだと「サルマーレ」、「ミティミティ」などの郷土料理が有名なので、そういったものをイメージされる方もいるかもしれませんが、やはり忘れてはいけないのが「トランシルヴァニア」の存在。

トランシルヴァニアには中世ヨーロッパの雰囲気が色濃く残っています。

そのため、世界遺産として指定されているエリアも多く、かつての面影を求めて多くの人がルーマニアの世界遺産へ足を運んでいるのです。

たとえばルーマニアには七カ所もの世界遺産が存在します。

文化遺産を六カ所保有しており、トランシルヴァニアの地に残る要塞を抱える村落「トランシルヴァニア地方の要塞聖堂のある村落群」や、ブルンコヴェネスク様式の文化遺産「ホレズ修道院」。

モルダヴィア北部にある八カ所もの教会群「モルダヴィア地方の教会群」や、ルーマニア特有の印象的な景観が広がる「マラムレシュの木造聖堂群」、ルーマニアの宝石とも謡われる「シギショアラ歴史地区」、ムルス・ダキクス様式で創られた六カ所の要塞「オラシュチエ山脈のダキア人の要塞群」などなど、あらゆるスポットが世界遺産として登録されています。

また、ありのままの大自然が広がる三角州「ドナウ・デルタ」などの場所も世界遺産(自然遺産)として登録されており、豊かな大自然が観られるスポットとして有名です。

ドナウ・デルタには延々と広がる絶景を求める観光客が途切れることなくおとずれているので、気になる方はぜひチェックしてみましょう。

ちなみにルーマニアの場合は、トランシルバニアの観光とマラムレシュの歴史を辿る観光ツアーがさかんに行われている国でもあります。

また、マラムレシュの場合は古くから伝わる木造技術で創られた建築物が多く、主に個性的な建物を見学して回るような旅になるので、建築技術に興味のある方や、のんびりと街を散歩するように観光したい方は、マラムレシュの街を訪問するのが良いかもしれません。

そして、ルーマニアを旅する時には色々と気をつけなければならないこともあります。

たとえばルーマニアには、ドラキュラ伝説が残っていたり魔女が残っていたりと何かと面白いものが残っている国ではあるのですが、もう一つ、日本では考えられないものが残っているのです。

それは何かというと「ジプシー」の風習です。

日本では漫画やゲーム、歌謡曲などの影響から「ジプシー=自由でスタイリッシュな人々」というイメージがあるようですが、実際は違います。

ルーマニアを観光しているとこのジプシーの大人や子供達などが何度も寄ってくるのですが、人なつっこいわけではなく、大体の場合「お金が欲しい」、「何か食べ物をくれ」としきりに訴えているのです。

こういった人々に遭遇すると、若い人などは可哀想に感じてお金を渡してしまったりするのですが、これはできるだけ控えるべきだと言えます。

なぜなら、「日本人はお金をくれる」ということを覚えると、彼らは他の東洋人にもしきりにお金をせびるようになってしまいますし、酷い場合だと、渡さなかったことが原因で殺されてしまったり、暴力を受けたりするのです。

お腹をすかせている子供の横を素通りするのは胸が痛むかもしれませんが、彼らが自活して生きていく為でもあるので、世界遺産の周辺で見つけたとしてもなるべく無視するようにしましょう。